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ホクロ除去
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悪性のイボの見分け方を徹底解説!ほくろとの違いや除去する方法も紹介
イボには、良性のものだけでなく、悪性のものもあります。
そのため、「良性と悪性のイボはどうやって見分けるの?」「悪性のイボを除去する方法は?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、悪性イボの見分け方を徹底解説します。
また、ほくろとの違いや、悪性イボの除去方法についても紹介しています。
この記事を読めば、悪性のイボを見分ける基準や治療法について理解できるので、イボの状態が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
イボの良性と悪性の見分け方
イボが発生すると、自分で良性か悪性かを判断するのは難しいケースがほとんどです。
ここでは、良性と悪性イボの見分け方を解説します。
表面
イボの表面は、良性のものは比較的平坦で滑らかですが、悪性のイボは表面に不規則な形状やかさぶたが見られることがあります。
良性のものは、皮膚の色に近い色合いであることが多いですが、悪性の場合は色が不均一で赤黒くなったり、出血したりするといった点が特徴的です。
これらの兆候が見られた場合は、悪性の可能性を考慮し、専門医に相談することが大切です。
硬さ
良性のイボは、柔らかい感触を持つことが一般的です。
触れると、軽く押しても動くでしょう。
しかし、悪性の場合は、凹凸があり、硬いことがほとんどです。
イボの部分を押しても動かない場合も、悪性である可能性があるため、注意が必要です。
硬さが異常に感じる場合は、専門医に相談することをおすすめします。
正確に判断するためには医師による診察が必要
見た目や硬さだけでは、良性か悪性かを正確に判断するのは非常に難しいでしょう。
イボが気になる場合や、変化が見られる場合は、自己判断せずに医師の診察を受けることが重要です。
医師は、触診や検査を通じて、悪性の有無を判断し、必要に応じて適切な治療法を提案してくれます。
安心するためにも、イボの良性と悪性が判断できない場合は早めに受診しましょう。
良性のイボと間違えやすい悪性の腫瘍
イボは、見た目だけで良性か悪性かを見分けることが難しいですが、いくつかの悪性腫瘍は良性のイボに似ています。
悪性腫瘍は、放置しておくと重大な健康リスクを引き起こすことがあるため、早期発見と治療が重要です。
ここでは、良性イボににている悪性腫瘍を紹介します。
有棘細胞がん
有棘細胞がんは、皮膚に発生する悪性の腫瘍で、初期には良性のイボに見えることがあります。
有棘細胞がんは、手の甲や顔など、紫外線を浴びやすい部位にできることがほとんどです。
特徴的な症状は、悪臭や表面のジクジク感、繰り返し同じ位置に発生することです。
手の甲や顔にできていて悪臭がしていたり、かさぶたができていたりする場合は、有棘細胞がんの可能性があるため、早めに受診しましょう。
悪性黒色腫
悪性黒色腫(別名メラノーマ)は、皮膚に発生するがんの一種で、黒く不均一な色を持つことから、ほくろと見間違うことがあります。
手足などの末端部分に現れやすく、大きなほくろや急にできたほくろは悪性黒色腫の可能性があるため、注意が必要です。
見分けるポイントは、以下のとおりです。
- 境界がぼやけている
- 色が混ざっている
- 6mm以上の大きさ
- 表面が盛り上がっている
- 左右非対称
上記の兆候が見られる場合、早急に医師に相談し、検査を受けることが重要です。
血管肉腫
血管肉腫は、血管の内皮細胞から発生する悪性腫瘍で、しばしば皮膚に赤く盛り上がった腫瘍として現れます。
良性のイボと見分けがつかない場合があり、色や形が変わることが特徴です。
血管肉腫は、急速に進行することがあり、早期に発見し治療することが求められます。
脂腺癌
脂腺癌は、皮膚の脂腺細胞から発生する悪性の腫瘍で、しばしば膨らんだイボのような形で現れます。
良性のイボと間違われやすいですが、皮膚の表面が硬く、色が変わったり、痛みが伴ったりすることがあります。
放置すると、他の臓器に転移することもあり、早期に診断と治療を受けることが重要です。
汗孔癌
汗孔癌は、エクリン汗腺の細胞が悪性化したもので、顔や頭部に発症しやすい皮膚癌です。
エクリン汗孔腫は、汗を出す管の1つであるエクリン汗腺の細胞が増えることによって発症します。
良性腫瘍のエクリン汗孔腫は、赤くぶつぶつと盛り上がり、痛みやかゆみなどを伴わないことが特徴です。
しかし、自然には消えず、まれに悪性化して汗孔癌に移行することがあります。
隆起性皮膚線維肉腫
隆起性皮膚線維肉腫は、皮膚の深部の繊維組織から発生する悪性腫瘍で、イボ状に似ていることがあります。
良性のイボと間違えることがありますが、徐々に大きくなったり、色が変化したりすることが特徴です。
転移することもあるため、疑わしい場合は早期に医師に相談することが重要です。
良性のイボの種類
良性のイボは、基本的には悪性の腫瘍とは異なり、転移することなく皮膚にとどまります。
以下に、代表的な良性のイボの種類と特徴を紹介します。
尋常性疣贅
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、ウイルスが原因で発生する良性のイボです。
手や足、指などに見られることが多く、表面は硬くざらざらしています。
一般的に痛みはなく、時間が経つと自然に治癒することもありますが、ウイルス性のため、周囲に広がることがあるため注意が必要です。
青年性扁平疣贅
青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)は、思春期から若年層に多く見られる良性のイボです。
顔や首、手の甲などに平らなイボが出現し、色は皮膚と同じ、もしくはやや茶色を帯びることがあります。
自然に治癒することがありますが、感染することがあるため、他人にうつさないよう注意が必要です。
脂漏性角化症
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、老化に伴い皮膚に現れる良性のイボで、顔や頭部に現れます。
丸い形状で表面が滑らかまたはざらざらしており、色が茶色や黒っぽくなることがあります。
自然に増えてしまうことが多いですが、痛みやかゆみはほとんどありません。
良性のイボができる原因
良性のイボができる原因には、ウイルス性や紫外線・加齢などがあります。
イボが発生する原因を理解することで、予防や適切な対処法を見つけることが可能です。
ここでは、良性のイボができる原因を解説します。
ウイルス性
良性のイボの多くは、ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染が原因です。
HPVは、皮膚に感染することにより、角質層が異常に増殖し、イボを形成します。
伝染性軟属腫ウイルスといったウイルスも、イボができる原因の1つであり、直接的な接触や傷口などを通じて感染するため、注意が必要です。
免疫力が低下しているときや、傷口ができている場合は、ウイルスに感染しやすくなります。
扁平疣贅などもそうです。
免疫が正常に働いている場合、体は自然にウイルスを排除しますが、免疫力が低下している場合や長期にわたって放置した場合、イボが増える恐れがあるため注意が必要です。
紫外線や加齢
紫外線や加齢も、良性のイボが発生する原因として挙げられます。
紫外線は、皮膚細胞を刺激してダメージを与えるため、皮膚が老化しやすくなります。
紫外線によって皮膚のコラーゲンやエラスチンが破壊され、これにより肌のターンオーバーが遅くなり、イボができやすくなるのです。
加齢による皮膚の老化も、大きな要因です。年齢と共に、皮膚の再生能力が低下し、脂腺や皮脂腺が働きにくくなります。
その結果、皮膚が乾燥し、角質が厚くなり、良性のイボが現れてしまうのが出現の仕組みです。
紫外線や加齢によってできたイボは、紫外線を浴びやすい顔や手の甲、首などに多く見られます。
当院は、上野駅から徒歩約30秒の位置にあり、リラックスできる空間を作り上げています。
1人ひとりに寄り添った施術が受けられると評判です。
技術力のある医師を探している方は、ぜひ上野美容外科・美容皮膚科へご相談ください。
悪性のイボをそのままにするとどうなる?
悪性のイボを放置すると、がんが進行する可能性があります。
悪性腫瘍が皮膚に現れた場合、そのまま放置しておくと、周囲の組織に浸潤して広がり、転移を引き起こすこともあります。
そのため、早期に発見し、適切な治療を受けることが非常に重要です。
痛みや出血、変色が見られる場合は、速やかに医師の診察を受けることが重要です。
悪性腫瘍が進行すると、治療が難しくなり、命に関わることもあるため、早めに医療機関を受診しましょう。
悪性のイボを除去する方法
悪性のイボは、適切に治療しなければ進行する可能性が高いため、早めの除去が求められます。
ここでは、悪性のイボを除去する方法を詳しく解説します。
外用薬
外用薬には、イボに直接塗ることで効果を発揮する薬剤がいくつかあります。
悪性のイボを除去する外用薬は、イボの表面を柔らかくして剥がし、イボを除去するものです。
塗布後はイボが自然に縮小し、自然と剥がれるでしょう。
ただし、悪性のイボに関しては、医師の監視のもとで使用する必要があります。
内服薬
内服薬は、体内からのアプローチでイボを治療する方法です。
免疫力を高めることにより、体がイボを自然に排除できるようにサポートします。
悪性のイボは、薬物療法と併用して治療することが一般的です。
長期的に内服することが多いため、医師の指導に従いながら治療を進めることが大切です。
電気凝固
電気凝固は、高周波の電流を使用してイボの細胞を焼き切る治療法です。
イボに直接電流を通して除去していきます。
施術時間が短いため、即日で帰宅できるのが特徴です。
ただし、麻酔を使用していても痛みを感じる可能性があったり、跡が残りやすかったりするなどのデメリットがあります。
レーザー治療
レーザー治療は、強力な光を照射することで、イボの細胞を破壊する治療方法です。
ピンポイントで治療ができるため、周囲の健康な皮膚に影響を与えることなくイボを除去できます。
レーザーの種類はいくつかあるため、イボの種類や肌の状態に合わせて選ぶことが大切です。
レーザーによるイボの除去は、保険適用されないため、治療費用が高くなる可能性があります。
電気メス
電気メスは、微弱な電流を利用してイボを切除する方法です。
治療中の痛みを最小限に抑えつつ、正確な切開・凝固が可能です。
出血が少ないため、傷の治りが早いというメリットがありますが、深いイボや大きなイボには、治療できない可能性もあるため、事前にクリニックで確認しましょう。
当院は、上野駅から徒歩約30秒の位置にあり、リラックスできる空間を作り上げています。
1人ひとりに寄り添った施術が受けられると評判です。技術力のある医師を探している方は、ぜひ上野美容外科・美容皮膚科へご相談ください。
イボに関するよくある質問
イボは一般的に良性の皮膚の出来物として知られていますが、種類や治療法は多くの疑問が生じがちです。
ここでは、イボに関するよくある質問を詳しく解説します。
イボの除去は保険適用されますか?
イボの除去が保険適用されるかどうかは、イボの状態によって異なります。
イボの除去は基本的に美容目的となるため、保険適用外となり、全額自己負担です。
しかし、イボに悪性の兆候がある場合や、イボが感染を引き起こしている場合には、医師の判断により保険適用が認められることがあります。
事前に医師に相談し、診断を受けることが重要です。
イボとほくろの見分け方はありますか?
イボとほくろは、見た目や質感で異なります。
ほくろは、丸い形で色が均一であり、平らもしくはやや盛り上がった状態であるのが一般的です。
一方、イボは表面がザラザラしていたり、突起があったりすることが多く、柔らかいものから硬いものまでさまざまです。
イボはウイルス性が関与する場合が多く、ほくろはほとんどの場合が良性となります。
判断に迷った場合は、医師による診断を受けると安心です。
顔にイボができた場合はどうしたら良いですか?
顔にイボができた場合、見た目が気になる方は、皮膚科や美容クリニックでの除去がおすすめです。
自分で除去を試みるのは避け、専門医に相談することが最も重要です。
顔にできるイボには、ウイルス性のものも多く、治療法としてはレーザー治療や電気メスが有効です。
早期に医師に相談し、適切な治療法を選ぶことで、再発や悪化を防ぐことができます。
まとめ
この記事では、悪性のイボの見分け方を徹底解説しました。
悪性のイボは見た目では判断が難しいため、早めに受診することが大切です。
また、ほくろとの違いや、悪性のイボを除去する方法も紹介しました。
この記事を参考に、悪性のイボを見分けるための基準を理解し、適切な対処法を知りましょう。
イボやほくろに関して不安がある方は、上野美容外科・美容皮膚科へご相談ください。
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